貼り方指南

マグレインの人気 | よくある質問

よくあるご質問(FAQ係)
01どこに貼ったらよいか「ツボ」が判らない
病変が生じると対応する経穴に

経穴と云われる点を記した人体図がありますが、これらの点は古代中国での経験から生れた治療点で、他の皮膚に比べて、それぞれが特定の症状や身体各部や器官と特に強く作用しあいます。
しかし、これらの経穴も対応する症状や部位、器官が健康な時には、見ても、触れても又電気探索器でも一般の皮膚と変りません。
一方、こりや痛み、病変が生じると対応する経穴に(1)色艶、(2)浮腫(もりあがり)、(3)電気抵抗低下などの変化が現われます。鍼灸師はこれを見て病状や病変部を知ると同時に治療点とします。
これらの変化を見分けるのには経験が必要ですが未経験者でも不可能ではありません。簡便な方法として、まずこりや痛みのある皮膚を
(1)押してよく感じる点
(2)さすって赤くなるところ
更により効果を上げるために、これらのところをマッチ棒か楊枝の後で押して、よく感じる一点を採ります。
前記の経穴図を参考にするときも同様に、それらしき所を押してよく感じる一点を決めます。

02副作用や危険はないか
マグレインの粒子は鉄やクロームなどの我々が生活で常に触れる金属で、物質としての危険性はありません。

ご心配の化学物質などは含まれていません。

03粒子が耳に入ったり飲み込んだ場合の処置は
いずれも問題ありません。健常な耳では中内耳に入りませんが鼓膜に付着して異音や目まいなどが出れば耳鼻科を受診してください。

テープ・金属粒ともに人体に危険な成分は含みません。誤飲も含めて鼓膜の破れた人の場合も便で俳出されます。

04常用して習慣性はどうか
質問には次の二点があると思います。

(1)常用することで次第に効かなくなるのではないか。
(2)習慣になって使用しないと凝りや痛みがより激しくなり、使用し続けなければならなくなるのではないか。
(1)の効力の低下は、貼付点に傷がついて皮膚が厚くなり貼付点の感覚が下がると作用が低下します。早目の貼替や剥離でツボの皮膚を正常に保っていると、逆に刺激に対して敏感になり、作用がスムーズに伝わるようになっていきます。
(2)の使い続けなければならない点については、症状によっては可能性があります。例えば虫歯が原因の歯痛の場合、虫歯自体を治療しなければ更に悪化します。
一方、肩や腰のこりや痛みの原因の多くは歯痛も含めて他部位、器官の機能低下や悪化の反射の場合が多いのですが、凝りや痛みの箇所に対する治療はその原因疾患の治療にもなる場合がほとんどです。
器質的な原因の愁訴に対して、原因の回復は望めないが楽になりたい時などは継続しての使用も必要と考えます。

05貼ったままで入浴してもよいか
入浴は貼付したままでけっこうです

貼り替えは湯上がり後の皮膚が清潔な時に剥し、水分のない乾いた時に貼ってください。剥した後傷が付くことがありますので、その場合は消毒をしてください。

06一度に幾つ程貼るのか
正確に治療点が解かれば一点で結構です。筋肉部の使い痛みなどに対して膏薬のような使い方では二~四センチ間隔に十から二十点採ると効果的です。

症状、皮膚の感受性、身体の部位や気温など状況によって千差万別です。
一例として眼精疲労で首の後が凝る場合ですと、頸椎の横二センチ程で髪のはえ際(天柱)に一粒、前へ耳より(風池)に一粒、腕を水平に上げると肩との間にできる山の間(肩けんぐう)、肘を約60度に曲げて肘の上にできるシワのはじ(曲池)、手の甲で親指と人差指の付根間の筋肉の後縁(合谷)に各一粒、合計で片側に五粒程です。
マグレインの刺激量は必ずしも弱くありません。強すぎた時に(1)痛みや凝り感が増したり、(2)脱力感やダルサが出たり、(3)下半身への貼付では下痢などの灸アタリが出る場合があります。速やかに剥してください。
暫くしますと体調が回復し、更に以前よりよくなる場合がほとんどです。
灸アタリは、その時の体調がほとんどの原因で、同等の刺激量でも再度罹ることはほとんどありません。

07剥した跡が黒いときとそのままのときがあるがなぜか
作用のあったものは黒く変色し、間違ったところに貼っていたものは、変化が少ないと云えます。

内臓体表反射によってツボとして変化している点に貼付すると、粒子の刺激で体液の滲出が多くなり、この水分で粒子が酸化して変色します。作用の強い時には剥した後の粒子部が盛上がり虫に刺されたようになり血が少量出ることもあります。
剥した粒子に変化の少ないものはあまり作用しなかったものです。

08剥した跡が残るが差支えないか
作用の強かったものほど黒く変色し、剥した時に粒子部の皮膚が盛上がり、傷が付きます。

お灸と同じような作用ですので暫くがまんしてください。但し、爪でかいて化膿しないように注意してください。
通常は数日から遅い時は一ヶ月程跡が残りますが消失します。しかし、体調でこれらの刺激跡に色素が沈着して「シミ」になる場合がありますので、目立つところには、毎日貼り替えて跡が残りにくくしたり、又変化の少ないチタン粒を使ってください。

09かゆくて長く貼っていられない
貼付後すぐにかゆくなったり、赤く、腫れたり、その他のアレルギー症状が出たときは剥してください。

かゆみの原因に(1)テープカブレ、(2)症状が回復することで、傷の跡がかゆいのと同じ様に粒子部にかゆみが生じる場合があります。
(1)テープはアクリル系の粘着剤ですが、アレルギーを持つ人が近年になって増えています。貼付後すぐにかゆくなったり、赤く、腫れたり、その他のアレルギー症状が出たときは剥してください。
(2)貼付一~三日後に目的の症状が軽減して、貼付点がかゆくなったときは作用のあった証です。この場合は貼付した全てではなく一部がかゆくなることが多いです。又、作用のあった点は剥した跡が虫に刺されたように小さく盛り上がり傷のあるときもあります。化膿などを防ぐために、消毒し、爪でかかないように暫くの間、辛抱してください。

10よく作用する時とそうならない時があるが
皮膚感覚が麻痺すると作用が少なくなります。

作用に最も大きく影響するのは、(1)貼付点(ツボ)の選定です。その他に(2)症状の適否や体調、体質や(3)貼付数(刺激量)があります。
(1)こりや痛みには、その部位の皮膚を擦り、赤くなるところや指で押してよく感じるところを更にマッチ棒や楊枝の後で押して一番よく感じ、よく赤くなる点に正確に貼ってください。
肩、脊や腰の他に胸、腹から手足も含めてその部位の神経が通る頸(くび)胸、腰の背骨にツボを採ることもおすすめいたします。
痛むところの神経はどの背骨のあたりか、解りにくいですが、体幹ではそのところの真後、腕は肩のあたり、足は腰のあたりをおおよその目印にして、背骨の上を指で順番に押してゆくと、骨(棘突起)の山と山の間に痛みと発赤があります。1.5cm程の拡がりがあるので、更にこの中を細い棒で押してよりよく感じ赤くなる一点を採ります。
(2)感覚に対するもの、神経的なもの、機能的なものなどありますが、急性のものにはよく作用します。経過が長く冷えやシビレを伴った慢性のものは時間を要します。
元気が残っていて皮膚が未だ敏感な状態には早く作用し、皮膚感覚が麻痺すると作用が少なくなります。
こりや痛みは単にその部位の疲労による筋肉のこりや使い痛みもありますが、大部分のものには他に原因となる病気があります。
頸、肩、背中上部は目や耳鼻口その他顔の感覚器官や内臓及び血圧等の機能的なものと関連します。
腰は腰椎に原因する場合が多いのですが、特に下腹部の内臓、下肢や女性疾病や泌尿器に関係することがあります。
(3)経穴や反応治療点、ツボに正確に貼付できれば、一粒で充分な作用があります。
筋肉などに対して膏薬のように貼るときは2~4cm間隔に擦って赤くなったところや押して痛む点にその範囲内に多数貼ります。症状が増したり、脱力感が出る、灸アタリになれば、一部を剥がして数を減らすのも一方法です。